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ドッグトレーナーになるには

コラム

私はかつて法律の専門家を志しておりました。

いま思えば狂気とも思える受験戦争を生き抜いて、私には敷居の高すぎた立教大学という大学の合格をいただきました。

しかしそこから現在はドッグトレーナーとしてこの仕事に従事させていただいております。

静岡でこの仕事をさせていただいておりますと、
「インターンで採用してください」という方や
「ドッグトレーナーの勉強しているので教えてください」という方など、様々な方とお会いすることができたのですが、実際現役でドッグトレーナーをされている方は極めて少ないのではないかと思います。

収入が少ないから?

激務すぎるから?

学生の皆さまはいったんはこの職業に憧れたはいいけど諦めてしまった方もいらっしゃるでしょうし、もちろん成人あるいは社会人皆さまの中でも「やってみたいけどやめておこう」と思った方もおられるかもしれません。

意外と謎の多いこのドッグトレーナーという職業ですが、ドッグトレーナーの仕事の実態は別のコラムでご紹介させて頂くとして、今回はそもそも

どうやったらドッグトレーナーになれるの?

という疑問を持つ方にどうしたらドッグトレーナーになれるかをご紹介させていただきます。

「ドッグトレーナー」として活動するには?

そもそもドッグトレーナーとして活動していくために必要なのは

動物指導センター各地域の役所から動物取扱業の「訓練」の許可を得る

ことです。

ではこの動物取扱業の許可を取得するためには何が必要か?というと

動物取扱責任者を事業所に設定することです。

この動物取扱責任者の資格はどうしたら取得できるかというと、各自治体によって違いがあるようです。(間違いがあればご指摘ください。)

ですので、個人でドッグトレーナーになりたい場合は

①各自治体の定める動物取扱責任者の資格が取得できる条件を満たす
②当該自治体に動物取扱業(訓練)の申請をする
③自治体の要求する用件を満たす

以上で晴れてドッグトレーナーとして活動できるようになります。

しかしここまで読んでいただくと、

犬の訓練が上手じゃないといけない、という条件は明確にはないんだ

と思われると思います。

もちろん「公認訓練士」など訓練の試験を受けないと取得できない資格を持っている方はある程度の知識と技能を持っていないと取得できませんから、技術や知識はあるだろうとなりますが、そうでなくても極論「訓練」の営業許可は取れるわけです。

私がこの記事で申し上げる「ドッグトレーナーになるためには」つまりドッグトレーナーとして仕事をしていくには、という意味には
単に「訓練」の許可を得るためではなく、「お客様のために役立てるドッグトレーナー」となるためにできることを以下記載します。

専門学校に通う

昨今では動物の専門学校が各地に存在しています。

それぞれの専門学校はどこかしらの組織に所属しており、大抵は真面目に出席していれば動物取扱責任者になれる資格を取得できます。

また、各校の講師として教壇に立つ方は、すでにドッグトレーナーとしてお仕事をされている方々なので、講師の方から実践的な知識を学ぶことができます。

恐らく多くの学校は、ドッグトレーニングのみならず、トリミングや動物看護のことなども教えているため、総合的な学習もできます。

注意したいことは、学校で学んだことだけではカバーできない事例が少なからず現場では出てくるということです。

どこでどんな形でドッグトレーニングを勉強しても、追及して学び続けない限り、手法の限界が見えてしまうことがあります。それは以下に記載する方法についても言えます。

どこかの訓練所で修行する

いきなり現場に入り、右も左もわからぬまま実践重視でドッグトレーニングを肌で覚えたい方はこの方法が近道です。

日々様々な犬たちが訓練所に来て、先輩または所長(?正しい肩書が分からず申し訳ありません。)の訓練を見て、そして教えてもらって実技を身体に叩き込む、即実践できるノウハウを手に入れたいならこの方法もいいかもしれません。

かくいう私もハワイの訓練所にて修行させていただきました。
https://balancedobedience.com/

私の師匠は私と同じくカリフォルニアの大学の法学部卒業にもかかわらずドッグトレーナーとして現在もハワイで活躍されていますが、ドッグトレーニングの正解とは人々の価値観で変わる。しかし変わらない本質だけは忘れてはいけない と私に教えてくれた方でした。

訓練手法と精神性を説いてくれた方でした。

ともあれ即実践の技術がほしければ訓練所に修行に出ることも一つの選択肢ですが、こちらも注意したいことがありまして、
現在では最早ないかもしれませんが、「雑用だけさせる要員として安月給または無給で受け入れる」とう訓練所もかつてはあったらしく、そういったところでは訓練技術の継承どころか、訓練する様子さえ見れないことや、飼い主のいないことを良いことに、なかなか激しい訓練をしており、修行を受けようとした方々がトラウマになってしまうケースもあったようです。

訓練所というのは見ようによっては閉鎖的な「聖域」とも言えますので、どの訓練所に修行をしたいかなどは慎重に選ぶ必要はあるかもしれません。

ドッグトレーナーに興味があるなら

現在この仕事に従事している私にとってはドッグトレーナーは必ず必要としてくださっている方々の助けになることができる仕事だと思っています。

その人数が増えるのはとても喜ばしいことです。

ですから、この記事を読んでくださった方の中に、私の話をもう少し聞いてみたいと思われた方は是非お問い合わせください。

私たちの力を少しでも必要としてくださる方々のために私にできることがあればご協力いたします。

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