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プロフィール

名前:杉山健(すぎやまけん) 
生年月日:1986年9月9日

皆さまようこそドッグポート清水のサイトへ。
私は静岡は清水で生まれ育ち、大学入学で上京、その後立教大学法学部を卒業後ハワイへ移り、ドッグトレーニングの勉強をさせていただきました。

いろいろなきっかけがあり、現在この仕事に従事させていただいております。

そのきっかけのひとつは、「セラピー犬」の存在に出会ったことです。
当時1頭のミニチュアシュナウザーを飼っていた大学生の私が、介護施設に入所していた祖父の見舞いに行く度に思ったことが、「ここに犬がいたらもっとおじいちゃんは楽しいのではないかな?」ということでした。

調べてみると、「セラピー犬」という存在があり、欧米では当たり前のように医療や介護の現場に存在しているということでした。また、サービスドッグという犬たち(日本で言う補助犬)が当たり前のように社会に存在していることも知りました。

そこで、日本でもセラピー犬を必要としている人たちがいる!と思い、欧米のセラピー犬と日本で活動をしたいと思い、アメリカ中のセラピー犬の訓練施設にメールをしました。

返信はたったの2件でした。日本からの英語も達者でない個人からの連絡に反応を示さなかったのは無理もないことです。

その2件のうち、ハワイの施設からの返信があったので、直通便もあるとのことで返信をし現地へ向かいました。
【修行先】
そしてその時に出会ったのが、現在も私の相棒として活躍してくれているKOA(コア)でした。
その面会の際に、師匠であるSabrina(サブリナ)から「あなたが日本で本当にセラピー犬を普及したいのであれば、毎度セラピー犬を買いに来るのではなく、あなた自身がセラピー犬を訓練できたほうがいいのではないか?」
と言われました。

その言葉に納得し、私はドッグトレーニングの勉強をSabrinaのもとで始めました。

実際に勉強を始めると、その訓練施設は実はセラピー犬専門の訓練施設ではなく、困った犬たち、問題行動が悪化した犬たちを訓練する施設でもありました。とりわけ当時流行していた、「犬を叱らない」という方法で失敗し、私たちの訓練施設で更生できなければシェルター行きとなってしまう子たちで溢れかえってしまっていました。

犬の夜泣き、吠え、飛びつきなら可愛いもので、本気で咬みついてくる犬ばかりでした。
ジャーマンシェパードやロットワイラー、グレートデーンなどの強い犬種に何度も反撃されました。

そこの訓練経験を通じて、ドッグトレーニングのリアル、犬のしつけの難しさを身体の芯まで突き付けられました。

そして帰国後、早々にさらなるターニングポイントに出くわしました。

それは、譲渡困難な保護犬の受け入れでした。

具体的には問題行動、特に急激にスイッチが入り見境なく咬みつくスタンダードプードルを家族に迎えたことでした。
彼は特に「フードアグレッション(Food aggression)」という欧米でも特に悩みの多い、食に対する執着が非常に強く、咥えているものを取ろうとすると咬みついてくる習性と、「ダメ」と示した際にパニックのスイッチが入り目の前のものに咬みつくという習性をもっていました。(家族に迎えてから知ったことですが)

私たちが愛したこのメリーという犬は、厳しくしすぎると委縮してしまい、甘やかすとつけあがってしまうという大変難しい性格の持ち主で、当時「方法論」ばかりを思案していた私にとっては非常に訓練の難しい犬でした。

2年ほど彼にストレスを抱え、彼と相対するときは緊張感をもって接していた私ですが、ある日限界を迎え、「彼の生存のみに尽力しよう」と割り切って肩の力を抜いてしまいました

なんとそれから彼の問題行動はみるみるうちに直っていきました。もちろん、最低限の教えるラインは保っておりましたが、目からうろこの劇的な変化でした。
他の犬とも遊べるようになり、教えてきたことを素直に聞いてくれるようになり、最終的にはとてもお利口な子になってくれたのです。

その経験を通じて気づいたことは、私たち人間と犬たちの共存で大切なことは、犬に対して指示を一方的にして何かをやらせることではなく、犬と人間が相互に理解できるようにし、犬と人間のストレスを相互に極力減らしていくことで、互いの関係のバランスを保つことであると学びました。

帰国後現在のドッグポート清水にて10年ドッグトレーナーをさせていただいておりますが、日々勉強が大切と思い、常に「人と犬の幸せとは何か?」を考えて皆さまにご奉仕させていただいております。

いつか「人と犬が快く生活する社会」となるよう邁進しております。

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